長毛種の血が色濃く出ているジェリー。

実の兄弟であるトムも同じくその血が流れているのは間違いないけれど、ジェリーはその特徴が突出している。
体の大きさも大型長毛種のそれで、体長も体高も、トムより抜きんでている。
大型猫種はいくつか種類があるけれど、見た目や性格の傾向からしておそらくメインクーンの血が流れているのはではないかと思っている。

「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」
そう愛称で呼ばれるほど、穏やかで紳士的なメインクーン。
我が家のジェリーもまさにそんな感じ。

性格は至極温厚、ビビりなのが玉にキズなくらいで、本当に穏やかで優しいイイ男なのである。
呼びかけに返事をしてくれるのはジェリーが1番だし、母の(坊主頭の)毛づくろいを丁寧にしてくれるのもジェリーだし、好きに撫でくり回させてくれるのもジェリー。

ジェリーとの時間で何より好きなのは、やっぱり一緒に寝ているとき。
毎晩必ず一緒に寝る。
トムはもう娘としか寝ないし、ハウルは9割方母と寝るけど、気まぐれに娘のところで寝ているときもある。

でもジェリーは100%母と一緒。
寝入りばなは腕枕、暑くなってくると布団から出て母の顔の横でピッタリくっついて寝る。
朝起きたとき、大きなジェリーがすぐそばに寝ているしあわせたるや。
これはもう言葉では言い表せない幸福感。

猫が顔の近くで寝るのは、絶対的な信頼の現れ。
「あ~、ジェリーはわたしのことをちゃんと母と思ってくれているんだなぁ。」
眼前に迫る寝顔を見るにつけ、そう思いながら毎度ニヤついている。

かわいいかわいい、我が家の甘えん坊紳士。
To be contimew.