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私のごきげんな毎日

空とラグーンと緑が織りなす絶景! ニューカレドニアの離島・ウベア島&イル・デ・パン - 3

TRIP

クトビーチの白砂、天然プール、エスカルゴ……海の宝石箱、イル・デ・パン

イル・デ・パン

ニューカレドニアの最も南に位置する島、イル・デ・パンへは、ヌメアから国内線エア・カレドニーで約25分間でトリップできます。イル・デ・パンは石垣島を少し小さくしたくらいの大きさで、車だと約30分で島を1周することができます。

クトビーチ

海の宝石箱と例えられるイル・デ・パン。魅力のひとつは、世界でも名高いビーチの美しさです。その中でも最も美しいビーチと言われるのがクト湾にある、こちらのなめらかなカーブを描くクトビーチ。遠洋を目前に広がるクト湾の白砂は、島で最もキメの細かいパウダーサンドだと言われています。南洋杉の影が映り込むビーチのきめ細かな白砂を素足で歩くと最高に気持ち良く、未だにあの感触が忘れられません。

ル・メリディアン・イル・デ・パン

ヌメアからイル・デ・パンへは日帰り旅行できますが、今回は島で唯一の5つ星ホテル「ル・メリディアン・イル・デ・パン」に宿泊しました。こちらは世界遺産登録ラグーンの一部でもある美しいオロ湾に囲まれ、かつココナッツの森だったという静かで緑豊かな絶好のロケーションにあります。

ル・メリディアン・イル・デ・パン

今回宿泊したのはこちらのスーペリアキング(43平米)。天蓋付きのキングサイズのベッドや広々としたバスタブ、ブランドアメニティなどの充実した設備です。この他、28室のみの1棟独立型のバンガロー(55平米)もあり、ラグジュアリーリゾートホテルならではの快適な滞在が楽しめます。

ビーチレストランLE KÔ-NGÉ-ÂA-KÉ

「ル・メリディアン・イル・デ・パン」から徒歩約10分のところに、ビーチレストラン「LE KÔ-NGÉ-ÂA-KÉ(旧名KOU-GNY)」があります。ここでは、イル・デ・パン特産のエスカルゴやロブスターなどのシーフード料理がいただけます。円錐型のこのエスカルゴは、島外持ち出し禁止の貴重な貝。身がぷりぷりで美味しく、お酒が進む絶品です。

ピッシンヌ・ナチュレル

そして、イル・デ・パンの観光名所のひとつ、ピッシンヌ・ナチュレル(天然のプール)へ!「ル・メリディアン・イル・デ・パン」から徒歩約15分で到着するこちらは、隆起したサンゴで海水がせき止められているため、遠浅で波がなく穏やか。水が透き通っていて、カラフルな熱帯魚が泳いでいて、島内一のシュノーケリングスポットです。

ウピ湾

アクティビティはまだまだあります。現在も漁で使用されている、ニューカレドニア伝統の帆掛け舟(ピローグ)に乗船するのもおすすめプランです。ウミガメに遭遇したり、奇岩群の横を通過したりしながら、約2時間かけてウピ湾の青海原をゆらゆら横断します。入浴剤のバスクリン(!?)のようなエメラルドグリーンの海の美しさと心地良い潮風にただただ癒やされました。

ウピ湾
ウピ湾

ビーチでのんびりするのに飽きたら、島内観光もGOOD!「ル・メリディアン・イル・デ・パン」から車で10分ほど走ると、島の中心であるバオ村のモニュメント「サン・モーリス記念碑」に行けます。こちらはカトリック宣教師が初上陸した場所で、キリスト教の像の周りを魔除けの木彫りのオブジェが囲っています。パワースポットでもあるそう。

サン・モーリス記念碑

サン・モーリス記念碑からほど近い場所には、カトリック教会「バオの教会」もあります。こちらはニューカレドニアの紙幣の絵柄にもなっているシンボル的な存在です。

バオの教会

隣には小学校があり、子どもたちが文化活動をしていました。「そのミッションローブ(ニューカレドニアの伝統衣装)、かわいいね。どこで買ったの?」と訊くと、「ヌメア(本島)で買ってきたのよ!」と、うれしそうに教えてくれて、ポーズをとってくれました。

ニューカレドニアの子供たち

最後は、カナックの伝統料理「ブーニャ」が美味しいと評判のレストラン「Chez Lylone」へ。

Chez Lylone
ブーニャ

こちらがブーニャです。ヤムイモ、タロイモ、カボチャ、タピオカ、鶏肉などをバナナの葉っぱに包み、蒸し焼きにしたものです。ココナッツミルク味なので、まろやかな口当たりでした。地元では、結婚式などお祝いの席で出される特別な料理だとか。

ブーニャ

ニューカレドニアの離島、ウベア島とイル・デ・パンはいかがでしたか? 両島とも交通機関がないので、ツアーで行くのがおすすめです。個人旅行なら、宿泊ホテルに送迎を頼み、ホテル周辺をサイクリングするのも○。本島よりもスローでワイルドな体験ができると思うので、ぜひ島にも足を運んでみてください。

協力/ニューカレドニア観光局エアカラン

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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