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私のごきげんな毎日

空とラグーンと緑が織りなす絶景! ニューカレドニアの離島・ウベア島&イル・デ・パン - 2

TRIP

何もしない贅沢!『天国にいちばん近い島』の舞台・ウベア島の絶景ラグーン

国内線エア・カレドニー

ウベア島へは、ヌメアのマジェンタ空港から国内線エア・カレドニーで約35分かかります。移動日のヌメアの天気は上記写真のように曇り空でした。ところがウベア島に到着すると、下記写真のような晴天で、2008年に世界遺産に登録された、美しいグラデーションのウベア環礁が飛行機から見ることができました。

ウベア空港

ウベア島は、全長約50kmの南北に細長い弓形の島。車で島を1周すると約1時間で周ることができるほどの大きさです。いわゆる観光スポットがあるというわけではありませんが、約25kmも続く白砂のビーチや鬱蒼と茂る見事なココナッツツリーなど、“天国に一番近い島”と呼ばれているのも納得の美しさです。

その中での一番の見どころは、ウベア空港からほぼ一本道を北上すると見えてくる、ウベア本島のレキンからムリ島へと架かるムリ橋と、白砂のムリビーチ。運が良ければ、ここからウミガメやマダラトビエイの群れを見ることができるそうです。

ムリ橋

原田知世さん主演の映画『天国にいちばん近い島』(1984)の撮影ロケ地となったムリビーチ。そこから“トモヨ・ビーチ”とも呼ばれているそうです。ムリビーチからムリ橋を撮影した一枚。深い青から澄んだ青の見事なグラデーションがただただ美しいラグーン。これまで行ったビーチの中で一番の絶景で、言葉を失うほど感動しました!

ムリビーチ

(新婚さん?)カップルと絶景の海、本当に画になります。

ムリビーチ

クリアな海と白いパウダーサンド。このビーチをただ歩くだけで、幸せな気持ちに。

ムリビーチ

こちらも同映画のロケ地となった、ムリ教会。ニューカレドニアのシンボルツリーでもある南洋杉に囲まれた、絵本に出てくるようなノスタルジックなかわいい教会です。

ムリ教会

こちらはウベア島の東側にある、ワイルドなレキンの断崖。ウベア島の聖地だそうです。

レキンの断崖

ウベア島は18の村からなり、約4000人の住民がいます。その中で、ウベア島に住む日本人の岩本雅子さんのご自宅にお邪魔しました。彼女は、ムリビーチに面した4つ星ホテル「パラディ・ド・ウベア」に勤務しています。

ウベア島に住む日本人の岩本雅子さん

こちらは「カーズ」と呼ばれる、カナック(メラネシア系先住民族)の伝統的な住居で、12本の木の柱とココナッツの葉を編んで造られています。とんがり屋根なので天井が高く、通気性がよくて涼しいそうです。

カーズ

こちらは台所。この時は、貯めた雨水をここで沸かして、お風呂へと運んでいました。また畑には、ヤムイモやタロイモを植えて自給自足を営み、生活のいたるところに先住民族の独自の文化が垣間見えました。

台所

雅子さんのお宅の庭でランチ。鰆の焼き物やヤムイモの揚げ物、パパイヤのクリームサラダ、そしてココナッツジュース。のどかなロケーションでのんびり食事をするという、普段の東京での暮らしでは味わえない素晴らしいスローな時間を満喫しました。

庭でランチ
鰆の焼き物
ココナッツジュース

ウベア島ラストの眺望は、ホテル「パラディ・ド・ウベア」のサンドビーチから、コバルトブルーの海に沈むサンセットビュー。何もしない贅沢な時間が堪能できる、“天国に一番近い島”ウベア島に一度足を運んで、この素晴らしい大自然に癒やされてみてください。

サンドビーチ
フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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