【CheRish読書部オススメ】女子の働き方男性社会を自由に歩く「自分中心」の仕事術

仕事との付き合い方が変わった! その気になってする仕事って、楽しい」(20代女性)
「女子社員が、自分にとっては当たり前の”会社のルール”にも気づいていなかったとは、驚いた。女性だけじゃなくて、男性も読んでおくべき良書! 」(50代男性)
……など、刊行直後から、反響続々!!

本当に役立つ女子の働き方バイブル!

Q.やる気が湧かず、仕事に気分が乗らない日があります。どうしたらいいでしょうか?
A.「やる気がある=OK/やる気がない=NG」と自分をジャッジしない
→それでも仕事をスムーズに進めるコツはp.30へ

Q.上司とうまくいかないときは、どうしたらいいですか?
A.上司は「つかうもの」。「つかわれるだけの人間」にならないコツがあります
→上司との上手な付き合い方は、p.54へ

ビジネスは、「男のルール」で動いてる。
そのことに、あなたは気づいて働いていますか?
もしかしたら、その苦労をしなきゃいけないのは、「男性社会のルール」を知らないからかもしれません。

会社人間にならずに女子が仕事を楽しむコツ、教えます!!

CheRish読書部　sugaさんの感想！
「女性も働きましょう！」的な声が上がっている昨今。現に、結婚しても出産しても仕事を続けることが当たり前と思っている人は増えてきているし、実践している人も多い。
ですが、多くの会社は、まだまだ昭和男社会。長く残業するのがいい事、という価値観は根強く、頑張って働き続けてはいるものの、結局この本の副題にもあるように、「男性社会」であることを身に染みている女性の方も多いのではと思います。
男性社会は、そう簡単に切り崩せるものではなく（なにしろ歴史が長い）、だとしたら、その性質を知って、うまく、というか楽しく働こう！というのがこの本のテーマになっています。
著者の永田さんは面白い経歴の持ち主。海上保安大学初の女子学生であり、卒業後は海上保安庁に勤務しました。そう、海上保安庁といえば、映画でも有名になった「海猿」の世界。あの仕事は海上保安庁の中の一部分ではありますが、とはいえやはり男性社会のど真ん中といってもいい職場でした。
永田さんは、この究極ともいえる男性社会の中で、どうしたら自分らしく、らくに楽しく仕事ができるのか、試行錯誤。さまざまなチャレンジをして、失敗もして、そこから少しずつ答えを見つけていきます。
「ラクなほう、楽しいほうがうまくいく！」「”株式会社　自分”を設立する」「自分のご機嫌は自分でとる」「男性にはメンツがある。つぶさないこと」「正論を振りかざすと、感情がもつれる」などなど、魅力的な章が並びます。どれも目からウロコ。
肩をいからせ鼻息荒く「だって、私はこう思うんです！！！」と真っ向から正論を叫び、突進するのは、実は得策ではない。この理由が本書にあるのですが、なるほど納得。
以前会社勤めをしていた私にも図星なことがたくさんありました。特に、男性のメンツはつぶしまくっていましたわ（笑）。
それでは仕事はうまくいかない。だから苦しかったのかー。
この本は、究極のコミュニケーションスキルの本である、とも言えます。つまり、自分とどうコミュニケーションをとるのか、同僚とどうつながっていくのか、など、仕事を楽しくするためのコミュニケーションスキルが満載です。
著者の実際の体験に基づいている内容ですから、ひじょうに具体的でわかりやすく、今からでもすぐに実践してみようと思える事ばかり。仕事に行き詰まったり、ぼんやり将来が不安な人、また、もっと楽しく働きたい！と思っている人に特におすすめです。
この本を読んで仕事に対する考え方は変わりましたか？：
はい！自分中心ってなんだかいけないイメージのある言葉だったが、この本でそうではないことがわかったから。
女性の仕事とはどういうことだと思いますか？
続けていくには、ほどよくしなやかに、ほどよくずずうしく、が必要なのかなと。男性の考え方を知っているだけでも、ずいぶん仕事はらくになるのかもと思います。
仕事とは、人生の中で大部分を占めるもの。だったら楽しくしたい、というのは誰もが思っているはず。そのための答がわかる本でした。
この本の満足度：100%