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私のごきげんな毎日

【ワークスタイル】父が教えてくれた仕事への姿勢 森本麻未さん(ネイリスト) - 2

大人女子のおしごと事情

「あのにぎやかな人、いますか?」

――美容院もそうですが、ネイルサロンもネイリストの話術は大事そうですね。

そうなんです。ネイルって、1時間半とか2時間、お客様は雑誌も読めず、スマホもできませんから。私は、相手の話を引き出すのは得意ではないので、どちらかというと自分のことをしゃべっていました。以前なら夫や姑のこととか。そうするとお客様も面白がってくださって。私、お客様と仲良くなるのは得意みたいで。前のお店では休みの日に「あのにぎやかなネイリストさん今日います? 芸人さんみたいにしゃべる」と言われていたらしいです(笑)。

父が教えてくれた仕事への姿勢 森本麻未さん(ネイリスト)

――話したがらないお客さんもいる?

いますよ。そういう方には無理には話さないけれど、最初どことなく不機嫌そうだった人も、自分の爪が可愛くなってくると、テンションが上がってくるのがわかるんです。
顔や髪型は、鏡でしか見られないですが、爪はメイクする部分の中で唯一自分の肉眼で見られる。だからその部分がきれいだと気分が上がるんだと思います。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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