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私のごきげんな毎日

【レシピ】たぬき汁で腸内スッキリ!デトックス

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

たぬき汁

ダイエットと言うとこんにゃく……と言うほど、ローカロリー食品で有名なこんにゃくですが、こんにゃくには他にどんな利点があるのでしょう?
特記すべきはこんにゃくの食物繊維グルコマンナンです。

グルコマンナンは水溶性の食物繊維です。
このグルコマンナンには、体内の消化酵素では消化されにくい特徴があります。そのまま消化されずに腸にいくので、腸を刺激すると言う蠕動運動を促します。

その結果、腸内の老廃物とともに排出されるため、便秘とデトックスを一挙にしてしまうのです。腸内環境を良くするには便秘は大敵です。腸内フローラと盛んに言われますが、腸内環境が良くなるのは、体全てに及ぶことです。良い食品を、かんたんに体に取り入れたいものです。

さて、今日はかんたん過ぎるお汁をご紹介しましょう。

たぬき汁

材料と分量(2人分)
こんにゃく 1/2枚
ごま油 小さじ1
味噌だし お好みの量
葱の青みのところ 適宜
お好みで七味唐辛子 適宜
作り方
  1. こんにゃくは食べやすい大きさにちぎって、塩でもみ1度茹でて水切りをしておく
    この動作をしておくと、こんにゃくがしこしこして美味しいが、急いでいる時は省いてもかまいません
  2. 鍋にごま油を入れてこんにゃくを良く炒める
  3. ②の中においしい味噌だしを作って一煮立ちしたら出来上がり
  4. 葱の青みのところ、お好みで七味唐辛子を振って召し上がれ

美味しい日々
おふくろの味
それぞれのお家に「おふくろの味」があるように、わが家にも「おふくろの味」があることを知りました。
息子にとっての「おふくろの味」は「あんかけ焼きそば」だそうです。
帰省した次の日のリクエストは毎回「あんかけ焼きそば」
あんかけ焼きそば
まだ「あんかけ焼きそば」が珍しかった50数年も前に、母が習ってきて作ってくれたのを、その当時大感激で食べたわたしが引き継いでいるものです。母の古いレシピには「肉絲炒麺」と書いてありました。絲は千切りのことですから、肉を千切りにしたものが入った焼きそば、その中にシイタケ、人参、青菜、筍、中華風の大きくてふわふわの卵が入ります。
わたしは更にきくらげも入れますけれど。
さて、娘とは「おふくろの味」の話をしたことがないかも?です。そして、わたしも母の「おふくろの味」が何だったか?それこそ考えたことがないような。
「おふくろの味」がいつの間にか、わたしが「おふくろ」になっていると言うことかもしれませんね。
間もなく帰って来る娘に「あなたにとってのおふくろの味は?」と聞いてみようと思います。
そして、「あなたのおふくろの味は?」

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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