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私のごきげんな毎日

【ワークスタイル】一緒に働く仲間が最大限の力を発揮できるように 山田薫さん(化学メーカー勤務) - 3

大人女子のおしごと事情

仲間が気持ちよく仕事ができるように

――仕事のモチベーションは何でしょう
私は自分だけが営業成績を上げることにはまったく興味がなくて、それよりも、一緒に働く仲間が最大限の力を発揮できるように仕事をする、ということに魅力を感じています。たとえば、お客様から「より鮮やかで高精細な画面をつくりたい」と言われたら、その要点を掘り下げて、技術の人たちがとりかかりやすいように伝えるとか、お客様もメーカーなので、よりよい製品ができるように相談にのるとか。そうしたチームでの仕事がうまくまわってよいものができる時がうれしいです。

出張のお供、アイマスクとイヤホン
出張のお供、アイマスクとイヤホン

たとえば今、技術に時短勤務の女性社員がいるのですが、その人の終業時間近くにはなるべくこちらからの仕事はふらないようにして、いろいろ整えておいて翌日の始業時から効率よく彼女が仕事にとりかかれるようにしています。技術も工場も、最小のパワーで、最良のものが作れるように調整することが私の大きな仕事だと思っています。そのためにも普段からこまめに各部署の担当者とコミュニケーションをとるなど、工夫もしています。

――今後のお仕事の目標は?
日本には優秀な技術者がたくさんいるのですが、その方たちが今、国内での仕事が減ったために海外へ行かれる、という現状があり、どうにかして国内のものづくりがもっと活発にならないかと考えています。時代の変化といえばその通りなのですが、そういう技術者が日本で活躍できるように、ものづくりを盛り上げるきっかけを作りたい。私も微力ですが、そのためにできることをしていきたいと思っています。

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フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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