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私のごきげんな毎日

【ワークスタイル】女性も働き続けられる職場に 大井恵さん(有限会社ティアマット)

大人女子のおしごと事情

女性も働き続けられる職場に 大井恵さん(有限会社ティアマット)

ずっと立ち仕事、そして接客業。髪の毛を切ってもらうたびに、美容師さんの仕事はハードだなと思っていました。その仕事を10年以上、同じサロンで続けている方にお会いできました。大井さんが大切にしていること、そしてこれから目指していることをうかがいました。

一度離れた美容師の道にまた飛びこんで

――美容師を目指されたきっかけは何だったのでしょう?
私が高校時代、ファッションでは、原宿のCUTiE系と、ガングロなどのギャル系がはやっていました。私はどちらかというと個性派CUTiE系ファッションに興味があったのですが、内向的な性格なので、ベリーショートなど、いいなと思いながらもなかなか取り入れられませんでした。

でも、その頃お世話になっていた美容師さんが私の意向をうまくくんでくれて、そうしたテイストを上手に取り入れてスタイリングしてくれたことに感動し、私もそういう仕事をしてみたいと思ったのがきっかけです。当時、ブリーチカラーも流行っていて、カラーリングにも興味がありました。

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実はずっと看護師や介護福祉士になろうかとも考えていたのですが、最終的に美容専門学校へ進みました。

――卒業後は美容師の道に進まれます。
卒業後は原宿のサロンに就職しました。同期入社が15人いたのですが、積極的な性格の人はどんどん実力を伸ばしていく中、消極的な性格の私はなかなか…。1年後に退職。その後飲食店で3年ほど働きました。その間に、やっぱり接客は面白いと思ったこと、自分の消極的な性格から逃げているような気もして、もう一度美容師を目指したいと思い就職活動をしました。ですが、3年間この業界から離れていたこと、年齢は24歳になっているのに、あまり経験がないためか、なかなか決まりませんでした。そんな時、美容系の求人雑誌に今いる会社の求人が出ていて受けに行きました。

”仕事の相棒” 技術者デビューする前に先輩から譲ってもらったシザーポーチ。 一緒に年を重ねてきました。
”仕事の相棒”
技術者デビューする前に先輩から譲ってもらったシザーポーチ。
一緒に年を重ねてきました。

社長はもともと、アシスタントの採用はあまり考えていなかったようなのですが、そこを頼み込んで採用していただき、ふたたび美容院で働き始めました。このサロンで働き始めて11年になります。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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