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私のごきげんな毎日

イライラを解消!カルシウムたっぷりのちりめん丼

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

梅雨のど真ん中です。わたしの住む北海道、以前は梅雨がないと言われていましたが……ありますよ!!
最近では蝦夷梅雨と呼ばれています。ただ、北海道は気温が低いので蒸し暑さよりも、寒くなってしまうのです。

ここ数年は気候の変化も激しく、日本各地でスコールのような雨や、ゲリラ豪雨と呼ばれる被害も多くなってきましたが、無事にこの時期を乗り切れますように。

ちりめん丼

ちりめん丼

今日は鬱陶しいお天気のイライラを解消、カルシウムたっぷりのちりめんじゃこ(しらす干し)にたっぷりの大根おろしをのせた、さっぱり系の第2弾、ちりめん丼をご紹介しましょう。

材料と分量(1人分)

  • ちりめんじゃこ(又はしらす干し)…50g
  • 大根…60g
  • 青じそ…2枚
  • かつお節…適宜
  • だし醤油…適宜
  • ご飯…150~200g

作り方

  1. 大根はおろし、青じそは千切りにする
  2. 器にご飯を盛り、ちりめんじゃこ、大根おろし、かつお節を彩りよくのせて、最後に青じそをのせる
  3. 大根おろしにだし醤油をかけていただく
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手のひらに盛った程度のちりめんじゃこで1日のカルシウムが!

私は「ちりめんじゃこ」が大好きで良く食材に使うのですが、「高級品過ぎて使えないのですが、しらす干しでは駄目ですか?」と言う質問が多くあります。

全くかまわないのです。北海道では流通の都合でしらす…特に釜揚げしらすは高級品で、更に手に入りにくいので、どこでも手に入るちりめんじゃこを使っているのです。

一般的には

  • 釜茹でしたのみ→しらす(釜揚げしらす)
  • 釜茹で後に少し干したもの→しらす干し
  • じっくり干して乾燥させたもの→ちりめんじゃこ

と言うそうです。
しらす→しらす干し→ちりめんじゃこ
の順に乾燥度が高くなります。

しらすちりめんじゃこ。どちらも共通しているのは、「鰯の稚魚を使った食材」であるということです。
鰯は主に片口鰯(カタクチイワシ)を使用しますが、季節により真鰯(マイワシ)や潤目鰯(ウルメイワシ)なども使用されます。

お魚の中でもイワシは特に青魚と呼ばれ、カルシウムが豊富な上、血液をサラサラにするEPAや、脳を活性化させるDHAを含む、優れた食品です。
その中のカルシウムの大きな効能は、骨を丈夫にするとともに精神の安定とイライラの解消です。

カルシウムの宝庫であるイワシの稚魚であるちりめんじゃこは、目や内臓、骨まで全部食べられますから、更に素晴らしい食品なわけです。手のひらに盛った程度のちりめんじゃこを食べれば、約1日分のカルシウムが摂取することが出来ます。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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